花粉症と食物アレルギーは、さまざまな要因が複雑に絡み合って関連しています。最近の研究では、花粉症の患者が果物や野菜を食べて発症するという新しい食物アレルギーも注目されていて、十分注意する必要があります。

トマトは栄養価の高い野菜として認知されていますが、花粉症の人にとっては食べ方によって症状を悪化させてしまいます。またケーキやアイスケーキなどの甘い食べ物は、食べ過ぎると炎症を起こしやすくなるので、注意が必要です。
またカルシウムがたっぷり含まれ、骨が強くなると思って牛乳をたくさん飲んでいる人も多いと思いますが、牛乳は季節性の花粉症などのアレルギー性疾患を引き起こすだけでなく、牛乳アレルギーを引き起こす可能性もあります。
牛乳がアレルギー性疾患を引き起こすのは、牛乳に含まれるタンパクの分子が非常に小さく、腸でアミノ酸に分解される前に、腸の粘膜から吸収されてしまうことにあります。その結果異種のタンパク質として抗原となり、拒絶反応が起こってしまいます。この拒絶反応の時に腸の粘膜で活性酸素が発生して炎症となり、牛乳のタンパク分解で発生するヒスタミンなどが全身に回り、アレルギー反応を引き起こします。
牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品は、花粉症のような季節性のアレルギーや、牛乳アレルギーなどの引き金になりやすいので、牛乳のかわりに豆乳を飲んだり、緑茶を飲むようにするのも効果的です。

現在の医学では、花粉症を完全に治す治療薬は存在しませんが、症状を軽くするための点鼻薬や抗ヒスタミン薬の飲み薬で、症状を軽くする花粉症治療薬はあります。花粉症治療薬は、指示通りにきちんと飲み続けることが大切で、症状が軽くなったからといって自己判断で飲むのをやめることがないようにすることが大事です。
季節性のアレルギーや牛乳アレルギーなど、症状にあった花粉症治療薬などを処方してもらうことが大切です。